まだ素直な気持ちはあったけど、
1日誰とも話さない日が続いて、
心が壊れてしまった。
感情がなくなってきた。
ベッドの上で、思い出していた。
懐かしいな、楽しかったなと
少しだけおもう。
でも、それがもう7、8年前とか、
なんかおかしいような気がしてきた。
いきなり電話がなった。
優子だった。
「もしもし、さえ?今大丈夫?」
どしたんだろ。
「今日さ、久しぶりに会いたいなって」
珍しいな。
優子は、高校の時仲良くなった。
いまはほとんど連絡とりあわないくらいになったけど。
優子はかわいくて、少し変わってる。
皆にあわせるのが苦手で、一匹狼だ。
「大丈夫だよ」
今日、いまから、会う約束をした。
私は重たいからだを起こして、
準備した。

