ただ
「んもう、アタシ張り切っちゃうわ!ハニーちゃんに一分でも一秒でも早く長く愛してもらえるように!それからね、出来るだけ我慢するけど多分理性崩壊までのカウントダウンって保って10秒くらいだと思うの。だから抱きついてもキスしても怒らないでね、拒否しないでね、逃げないでね、むしろアタシの胸に飛び込んできてくれたら嬉しいわ!あ、あと、やっぱり親睦を深めるためにもアタシたち常に時間も空間も酸素も食べ物もあらゆるものを最大限共有出来たらいいと思うの。それに一応アズナヴール家の使用人たちは抵抗力があるから大丈夫だと思うけど、ハニーちゃんに近付きすぎると辛いと思うのよ。だからお互いの幸せのために、ハニーちゃんの着替えからお食事まで身の回りのことはアタシが手伝うわ!そのためにお部屋も隣りだし、寝室も一緒ね!あ、恥ずかしがらなくても大丈夫。アタシだって紳士だものデリカシーはあるわよ。ちゃんと衝立だってあるし着替える時だって目の前ですっぽんぽんになったりしないから。あ、ご希望とあらばハニーちゃんにはいくらでも見せてあげるわよ?いつでも言ってね。それに、いつ何が起こるか分からないじゃない?どんな魔物や魔族が襲ってくるか分からないし。ハニーちゃんには四六時中危険がつきまとってるの。だから夜もアタシに守らせてね。そのためには同じベッドで身を寄せ合って、っていうよりちゃんとアタシがハニーちゃんをこの腕で包み込んで安全確保するわ。だから安心してね!」
 それは本当に「安全確保」なのかしら?
 …この機関銃トークと「安心してね」ってセリフだけは、まだ慣れそうにない。






 続く