ドアから 1人の声がした。

「俺。夏輝だけど 夏恋 いる?」

なにかな と 思ってドアを 開けた。

「ちょっと かりるね。」

「いいよ!」

と ニヤッと笑う桜を 背に

夏輝と ホテルの屋上に 行った。

私は 知らなかった。

そのとき 桜が

「夏恋が 危ない!」

と 北斗に 電話を していたこと。

そして 私は なぜか

夏輝の 腕のなかに いた

「夏恋。俺じゃだめかな?北斗のこと忘れ

られないなら 俺が 忘れさせてやる」

少しの間 夏輝の 腕のなかで考えて

夏輝から 離れた。

「ごめん。 まだ 私 北斗が

好きだから。ありが…」

ガラガラガラ……

「今の言葉 本気だな?」

え?北斗?なんで?

「お前なぁ 俺の 夏恋に。」

「え?ちょっ」

そのとき 腕を 北斗に 掴まれた。

夏輝は 「来ると思った。」

と 言って 屋上を でた。