「いつもありがとう。」


微笑み返して、ハンバーグを受けとる。


「じゃあ、おやすみなさい。」

「おやすみなさい。」


挨拶を交わし、玄関のドアを開ける。


外はまだ肌寒く、空は厚い雲に覆われ、

星1つ出ていない。

真っ暗で今にも雨が降ってきそうだ。


俺の心を表すにはぴったりな空。