「あっ!!春輔、あがったよ!!」 俺の肩をポンポンと叩いて吉田は言う。 その後すぐに、ドーンと腹に響く音とともに 大きな花火が打ち上がる。 "わぁ~"と目をキラキラさせながら 花火を見ている吉田。 この幸せそうな顔をもうすぐ崩すのかと思うと、 いたたまれない気持ちでいっぱいになって 花火に集中できない。 『これを持ちまして、花火大会を終了致します。』 アナウンスとともに河原の人が一斉に動き出す。 俺と吉田もその流れに乗る。