約束~始まりの場所~


「春輔?」



吉田に呼ばれてハッとする。


「あっ、悪い。」


「もー。ボーッとしてた。大丈夫?」


ムスッとしながらも俺を心配する吉田。





何で…1番に好きだって

言ってやれないんだろう……




「あぁ、大丈夫。

もうすぐ花火あがるな。行くか?」


携帯の時計で時間をチェックして言う。






ダメだ。


今日は、


今日だけは吉田のことだけを考えよう。



そう思い、吉田の手を引っ張って

人ゴミをかき分ける。