あー…ヤバイ。可愛すぎるだろ。



もう一度抱きしめたい衝動を必死で抑える。



久しぶりに触れた彼女は、

俺よりも随分小さく、細く、

力を入れ過ぎると折れてしまいそうだった。


だけど、必死で俺にしがみ付く桜を

俺はこれからも守ってやりたいと思った。



他の誰でもない、


この俺が―――――。