約束~始まりの場所~

はぁ…



溜め息をついて、

冷静さを取り戻すために少し窓を開ける。


心地よい風が頬をかすめる。



桜とは幼なじみ。


幼なじみなんだよ。


何としてでも、


俺は幼なじみを演じ抜かなければならない。


もし…


もし、この気持ちを伝えたとしたら―――――



きっと、桜の側にいられなくなる。


きっと軽蔑するだろう。


嫌われるだろう。


純粋すぎるから……。



だから、絶対にバレるわけにはいかない。