約束~始まりの場所~

誰かと付き合えば、

虚しさも悲しみも消えると思った。


でも…そんなはずなかった。



『私のこと好き?』

と聞く彼女に、

『うん。』

とだけ答えた後も、


彼女を名前じゃなく、名字で呼ぶ時も、


キスをした後や、


彼女を抱いた後も、



罪悪感でいっぱいになる。


虚しさなんて、

消えるどころか溢れてくる。



こんな関係、いつまでも続けるわけにはいかない。


彼女のためにも…




俺が好きなのは桜なんだから。