約束~始まりの場所~

その虚しさを埋めたかった。



正直、誰でもよかった。


その為に、彼女の気持ちを利用した。



我ながら"最低だな。"と思う。



「春輔、英語の問題集貸してくれない?」


何も知らない彼女は、手を合わせて頼む。



「…あー今、桜んとこだ。ちょっと待ってて。」


そう言って、複雑な気持ちのまま今度は桜の元へ向かう。