約束~始まりの場所~


「まぁ、吉田さんには

ちゃんと話聞いてもらえるまで頑張るしかねーな。


もし、ひどいこと言われたり、

されたりしたとしても、

そん時は俺が慰めてやるからよ!!」


そう言って慎吾は笑い、俺と肩を組む。




「バーカ。やめろよ。」


俺は肩から慎吾の腕を払う。


でも、心の中は感謝の気持ちでいっぱいだ。




「相変わらずだなー。お前は。」



はぁっと大きな溜め息をついて、

慎吾は俺の机に肘をつく。