プロローグ4。



「好きです」

「ごめんなさい…」


あれから二年、持田には三戦三敗中の俺

今回は場所と時を考えて
体育館裏の放課後!
ムーディでしょ⁇

なのに…
持田は顔色一つ変えずに教室に戻って行った。


「なんでだよ……」


あんなに頑固なるかよ…


「聖也!」


………俺か。


「お前またふられたのかー…(笑)」

「真也かよー」


"松倉 真也"
親友であり、サッカー部のチームメイト
俺が持田のことが好きなのを知っている奴。


「つか、なんでココってわかったんだよ」

「だって聖也、ベタでムーディな場所で告るって言ってたじゃん」

「そんだけで分かったの」

「おん」


こいつにはかなわねぇ…


「つか、持田のどこがいいんだよー、ノリ悪りぃじゃーん。いつも放課後すぐ帰るしさー」

「何言ってんだよっ!持田のことなーんも分かってないなぁー…(笑)」

「はいはい」


そんなこと言って
分かってないのは


俺だったんだ。