二つの龍〜伝説を再びに〜




「由起くん4年前から家を出てるの。
三間組が組をつくって上がり始めたのが最近なの。」


伶「じゃあ、由起は敵じゃないんだな。」


「うん。
でも、ちゃんと由起くんに聞いた方が良いかもしれない。」


蒼「そうですね。
勝手に敵、味方って決めるより話で決めた方がイイですね。」


優「そうだね。
それに、由起くん優しい子だしね。」


瑛「でも、なんで沙奈が知ってんだ?
由起が家を出たって。」


「実はね、由起くん4年前から私の家で預かってるの。」


伶、蒼、瑛、優、恭「...えぇぇぇぇ!!!」


伶「い、一緒にく、暮らしてんのか?!」


瑛「伶音、落ち着け!!」


優「そういう、瑛人も落ち着きなよ。」


瑛「やっ、だってさ、由起と一緒に暮らしてるって言ってんだぜ!」


蒼「まだ、誰もそんなこと言ってませんよ。沙奈さんどういうことですか?」


「前まで一緒に暮らしてたよ。」