*give you smile.*

栄斗も踏ん張っているものの、

1ストライク3ボール。

汗と緊張でボールが抜けたのか

フォアボールになり、

押し出しで1ー 1になってしまった。

俺は、また審判に「タイムお願いします。」

と言い、栄斗のいるマウンドに向かった。

栄斗に何かを言おうと思い口を開いたとたん

栄斗が、らしくない声の調子で

「ごめん‥‥。」と言った。

俺が思った以上にヘコんでいるようだ。

本当に、らしくない。

ここで、気合いを入れさせるのも

俺のポジションである捕手の仕事だ。