遼誠は、ふと思った。 「刹那って、強いな…。 すごい…。 刹華が亡くなってから、ずっと感情を押し殺して、今まで生きてきたのか? かっけぇな…。 いや、俺の方がショボいのか? でも、俺だって…家族が…。 それは、比べちゃいけねぇな。 守ってやりてぇな…。 あいつのこと…。 やっぱり、俺…、刹那のことが…」