学校に遅れてきた遼誠は、驚いて刹那に近づく。 「おいっ、刹那! どうしたんだよ!? こんな、ビショビショに濡れて! 誰にやられたんだよ!」 と遼誠は、真面目な顔で聞いてくる。 刹那は顔を少し、しかめると 「……どーでもいいから そこのタオルとってくれない?」 「どーでもって…、ほらよ」 「ありがと」 刹那が遼誠からタオルを受け取り、髪の毛を拭いていると 「どっ、どーしたの!? 坂下さん!!」