すると、車から刹那が出てきて遼誠に向かって手を振る。 遼誠は、笑顔で振りかえした…が、 急いで窓を開けて、 「来るの、早くね!?」 「久しぶりの学校だから、つい早くなっちゃって…、 遼誠も一緒に学校に行こっ!」 眩しい笑顔で言われ、つい恥ずかしくなるが、今回ばかりは違う。 まだ、叔父さん達には言ってなかったのだ…刹那のことを…。