「明日から、学校かぁ〜。 なんか、変な気分。 アメリカに行く前まで通ってたのに、入るのは緊張しそう…。 転校生みたい! あの時の遼誠みたいだね!」 刹那は荷物を持って前を歩く。 その刹那の後ろ姿からは、もうあの弱々しい姿は見えなくなっていた。 「成長…してるんだな…。 みんな…」