その時、遼誠の頬にフワッと柔らかい何かが当たった。 「え?刹那、なんか俺に投げた? なんか、俺に言った?」 「え?何もしてないよ? どうかしたの?」 「いや、さっきなんか柔らかい何かが顔の頬に当たったんだ。 その後に、微かに“ありがとう”って声が聞こえて…。 刹那にソックリだったんだけど…。 空耳か」