光の奥に見えたのは、みのりだった。
いつもの活気の良さは消え、教室の隅の席で座っている。
そばによくいた仲間達は、違うところで仲良くおしゃべりをしている。
家に帰ると、電気をつけずにベッドの上で布団を頭からかぶり泣いている。
「これが、みのりちゃんって子の今の現状よ…。
人間って、すぐ心変わりしちゃうの…。
どうしてなんだろうね?
周りの子から見捨てられて誰にも助けてもらえない…。
辛いよね、大変だよね。
そりゃあ、あの子にはそれ相応の罪と罰があるはずよ?
今は、それを受け止めているんでしょうね…。
刹那…ムカつくのも殺したくなるのも分かる…。
でもね、、、
刹那には今みたいなことしたりして、刑務所なんかには入ってほしくない」



