「な、んで…?
前にいるみのり達は、わたしと刹華を殺したも同然…。
美乃梨なんて、刹華を殺したじゃないっ!
なのに、あいつは生きてる!!」
泣きながら叫ぶ刹那を見て、ケラケラッと笑う刹華。
「わたしだって、そりゃあ、ムカつきはするよ?
自分は痛い思いをして死んだのに…
これといって、悪いと思ったことしてないのに死んじゃってさ?
でも、あいつは生き延びてるって…
死んだ当時は、すっごい恨んでたよ?
その当時の荒れ方はすごかっただろーなー!
でもね、後から知ったの…」
と言って、刹華が指を鳴らすと白い光がぱぁっと目の前に広がる。



