「 どなたですか?」 その言葉を聞いた瞬間、遼誠はその場で凍りついてしまった。 そして、耳を疑った。 しかし、どう考えても刹那の声だった。 顔を見ても、冗談を言っているように見えない。 「え……。 俺だよ…? 泉山 遼誠だってば! え?冗談はやめろって! いつも冗談なんか言わないじゃんか!」 必死に刹那に問いかけるが 刹那は困った顔のまま、変わらなかった。 すると、刹那のお母様が