ピローン♪

刹那の送ったメールが届いた時、遼誠はみのりと一緒に居た。


「遼誠ー?

メール来たよー?
見ていい?」


「いいよ。

誰から?なんて?」


みのりがメールを押すと






”坂下刹那”








の文字が……。



みのりは急いでその内容を読み、そのメールを捨てる。


「あ、なんかどーでもいい宣伝のやつだったよー!」


「あ、そうなの?

じゃあ、捨てといて」


遼誠は今だ気力のない目でボーッと外を見つめている。


「ん!
分かった!」


みのりは笑顔で返す。