下駄箱を開ける時


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「ねぇ理子・・・どうしたの?」


「うん・・・」


「ずっと顔伏せたままじゃん」


「大丈夫だからほっといて」


凄みもきせて少し睨む


「もう、そんな顔したって怖くないよ」


そういえば香苗も私を怖がらないな

「じゃあ、飴あげるから元気出してね」

机に飴を置いて去って行った