「(まさか隼大が奏大くんの弟だとはな…。全く気付かなかった。…てか、奏大くんと隼大って性格違いすぎ…)」
「おい、律…。何考えごとしてんだよ」
「悪い…」
「で?昨日は何があったわけ?」
「あぁ。昨日は花菜の婚約者に会ってきたんだよ」
「昨日も思ったんだけどさ…何、律のお姫様って婚約者いたの?」
「あぁ…」
「律…。お前、シスコンなのに何でそんなに冷静なわけ?」
隼大は心配そうに、律のことを見ていた。
「昔から決まってたからな。それに、兄貴も俺も花菜の相手には奏大くん以外認めてない」
「へぇ~…。律に認められるその人って凄いな」
「(お前の兄貴のことなんだけど…気付かないもんか?)」
「なんだよ、律。そんなに見つめてどうした?」
「……いや…何でもない」
律がそう言うと、担任が教室に入ってきた為、そこで話を止め、隼大は大人しく自分の席に戻った。

