「っぶねー…」 「さすが律!」 「花菜、大丈夫か?」 「りっくん…怖かったよ~」 花菜は律に抱きつき、涙を流していた。 すると、何やら上から物音がしたこもに気付いた律は、花菜を抱きしめたままの状態で上の階を見上げた。 女の子の声で「やばいよ!」という声が聞こえたかと思うと、走り去る足音が聞こえてきたのだ。 律は思わず上の階を睨みつけていた。 そんな律の様子に気付いたあかねや隼大が声を掛けてきた。