「すみません、あんなに泣いちゃって…」 「もう大丈夫?」 「はい…」 「そう。それなら良かった」 そう言うと、律は柚姫の頭をポンと撫でた。 「さて、そろそろ柚姫が作って来てくれたマフィン食べようか?」 「そうですね。あっ…コーヒー冷めちゃったと思うので、新しく入れ直しますね」 「あぁ、ありがとう」 柚姫は新しくコーヒーを入れ直し、2人でマフィンを食べ始めた。 こんな幸せな時間が続けば良いのにと、律も柚姫も、心の中で願っていたのであった。