柚姫は苦しくなり、必死にもがき続けた。 そんな柚姫の様子に、律は一度唇を離した。 「クスッ…柚……こういう時は鼻で息吸うんだよ」 「そんなこと言ったって…」 「はい、もう一回」 「そんなっ……」 柚姫が言い終わらないうちに、律は柚姫の唇を塞いでしまった。 「んんっ……」 「んっ…柚…」 律は名残惜しそうに柚姫から唇を離すと、そのまま柚姫の耳に唇を近づけ、そのまま口づけた。 「キャッ!」 律の突然の行動に柚姫は驚き、声を上げてしまった。