次の日。 律は登校すると教室には行かずに、真っ直ぐ屋上へと向かった。 屋上へ行くと、当たり前だが誰も居なく、律は入口のドアから死角になる場所へと移動した。 移動すると、律は壁に寄りかかって座り込んだのであった。 そして、イヤフォンを付けたまま、律はゆっくりと目を瞑った。 しばらくすると、誰かが屋上へとやって来た。 イヤフォンをして目を瞑る律は全く気付いていなかった。 その人物は、ゆっくりと律の方に近づいて来たのであった。