「それで、いつ籍を入れて、式を挙げるの?」
「籍を入れるのは花菜の誕生日に入れようと思っています」
「まぁ、じゃぁもうすぐじゃない」
「はい。…それで式については、まだ何も…」
「んまぁ!そうなの?」
「はい…」
「まぁ、母さん。いつ挙げるのかは2人に任せようじゃないか」
「…それもそうね」
「まだ日にちは決まっていませんが、式はちゃんと行う予定でいますので…」
「楽しみにしているわ」
「はい…」
奏大の言葉に、花菜の両親はとても嬉しそうだった。
話が一区切りした所で、創が口を開いた。
「じゃぁ、今度は俺の話を聞いてほしい。…あかね、おいで…」
あかねは呼ばれた通り、席を立って創の近くに移動した。

