籠白とさっきまで話していた可愛い女の子がキスをしていた。


その光景をただ、呆然と見ていた。


すると、さっきまでキスをしていた籠白が私に気付きこっちを見て笑いかけるとさらに激しいキスをしはじめた。


「私ってなんなんだろう…。」


「っ！！」

ガタッ

突然りーちゃんが大きな音をたてて立ち上がったからクラスの人や廊下にいた人がいっせいにこっちを見た。


いつもはそんなことをしないりーちゃんがしたことでびっくりしているのだと思う。


「りー…ちゃん？」


「ゆうちゃんには悪いけど、井上と別れた方がいいよ！！」


「急にどうしたの？」


「だって、だって！いつも井上を見るゆうちゃんは辛そうなんだもん！！
そんなゆうちゃんはもう、見たくないよっ…。」


「りーちゃん…。」