それは、春の桜がヒラヒラと舞う。
風が吹くたび地面に落ちてしまった桜の花びらは上へ上へと舞散る。
そこへ紛れるように、『藤崎 春風(ふじさき はるか)は振り向き俺に向かって微笑んだ。