それまで黙ってた結ちゃんがあたしに恐る恐る訪ねた。


「うん。そうだょ?…あ、そっか!唯ちゃん知らないんだよね。これが、あたしの馬鹿兄だょ~」

「馬鹿兄じゃなくて、ひゅ~がです!中3の真音 彪雅です★よろしくね、ユイさん♪」

「あっ、畑中 唯です!よろしくお願いしますッ」


唯ちゃんは兄貴にペコっと頭を下げた。