なんか、ものすごくショックを受けたのを覚えている。



その日から、親にも心を閉ざし、会話をしなくなった。



私は、両親から愛されて生まれたわけではない。


お母さんが、お父さんを手に入れたいから産んだだけ。


ただ、それだけ………………




今でも、お母さんを許せない。

私さえいなければ、生まれなければ、幸せに暮らせたのだから。


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高校生になって、お母さんは若くしてガンにかかり、亡くなった。


私は、ついにひとりぼっちになった。


親はいない、友達もいない、私は……1人。





そう思っていた頃、遥汰に出会った。