「吐き出しちゃいな。」 ふと、万莉がそう言った。 「………………え?」 「うん!そうだよ!ぜーんぶ、吐き出してスッキリしよ!」 友貴がそういう。 で、でも……… 「大丈夫だ。全部受け止めて、慰めてやるから。」 望桜………… 「う、うん。 あのね、あのねっ!」 「ふふ、落ち着け、落ち着け。」 「はーい!深呼吸〜」 「すぅ〜、はぁ〜。すぅ〜、はぁ〜。」 少し、落ち着いてきた。