うっすらと、目を開けると……… 『田中さん、田中さん!田中さん?』 誰かが、私の名前を呼んでいる………… ん?? 『だ………れ、?』 『あっ、俺は同じクラスの遥汰(ようた)よろしく。』 『う、うん……』 うーん、見たことあるような顔。でも、覚えてないなー まぁ、好きなの女の子だし…… しばらく、シーンとしていたが 『田中さん、俺もう行くね。また明日! 俺さ、椛愛の彼氏だから。よろしくな〜』