「晃ちゃん、早く上がってお風呂入って!!」 「……」 体が重くて思うように動いてくれない。 だるい。 優花に腕を引っ張られて、お風呂場へ。 「ちゃんとあったまるんだよ!!」 そう言って、扉を閉めてった。 「…っくしゅ」 やばい。 これはやばいな。 濡れた服を脱いで、あったかいお湯に体を沈める。 「…はぁ」 また雨に濡れるの、いやだな。 でも、家には帰らないと。