あいつがいい。



「いらっしゃいませー」


18時30分すぎ。


優花のバイト先に来た。


店内に入り、案内された席に座る。


店の端の席。


落ち着いた雰囲気で、どこからか音楽が聞こえる。


…よく採用されたな。


なんて思いながら、その姿を探すけど。


どこにも見当たらない。


仕方なく、メニューに目を通す。


「ご注文はお決まりでしょうか」


少し固いその声に、顔を上げれば。


あ。


やっと見つけた。