あいつがいい。



誰がそんな時間に飯食いに行くんだよ。


遅いからって帰らせろよ。


「晃ちゃん?」


「明日、行くから」


「え?」


夜遅くにひとりで帰るなんて、危なすぎる。


無事か気になって落ち着かない。


それなら、行くのが早い。


「終わるまで、待ってるから」


「いや…でも」


「待ってる」


…いいじゃん、こんなわがまま。


見逃してくれないと、困るよ。


不安に押しつぶされて、俺を殺したいの。


「…分かった」


優花の少し困った顔は、見て見ぬふり。