巻物に蘭の花が載っていた。
花の名前は、夢咲華(いめのさくはな)
紫色で香りが強い。
動物に香りを嗅がし夢を見せ、その夢を喰らう。しかし香りを嗅ぎすぎると、夢から覚めなくなり、夢の中で胞子を作り、夢の河(いめのかわ)に乗せ現(うつつ)に咲かす。
夢から覚めなった動物は衰弱し死に至る
と書いてあった。