すみません……
申し訳ございません……
見てしまいました……。
ごめんなさい……。
バッチリ見ちゃいました……。
扉の向こうに、俺と同じように焦ってるであろう優花が容易に想像できる。
だって、丸裸だったんだもん。
いや、かろうじてパンツまでは穿いていた。
それ以外はもう、丸裸でした。
はい、もうバッチリ見ましたョ。
あまりの大興奮に、さっき言ったのに二回言っちゃったョ。
だって……
細い割に……
想像以上に←
…………でかかったから。
「……っ〜〜〜〜……
ユキちゃんのエッチッ!!」
数秒の沈黙の後、それは家じゅうに響き渡った。
その優花のセリフは、心外だと思った。
見ようとして、見たわけではない。
あくまで事故だ。
でも扉を開けた時すぐに閉めずに数秒固まって、しかもガン見してたのが優花にそう思わせたのだろう。
言い訳をしたところで、俺が不利というのはわかるけど……。
優花の声が家じゅうに響いた為、案の定、二階にいた風馬は何事かと下へ降りてきて、
リビングにいたケーゴさんと母さんも、全員が脱衣所の前に集まった。
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