「……優花が……好きだからだよ」
そう言うと、ピンクに染まった優花が俺を見つめる。
「……あたしも……ユキちゃんが……大好き……」
そう言うと優花は俺の胸に飛び込んでくるから、また抱きしめる。
何度、抱きしめても……
何度、触れ合っても……
たんなかった…。
少しでも離れてしまえば、
また触れたくなる。
また抱きしめたくなる。
思いが溢れていた。
「……修学旅行終わったら……俺、母さん達に話すよ。
……優花が好きなこと。
……優花とずっと一緒にいたいからって。
……優花……隣にいてくれる?」
そう耳元で囁くと、優花は黙ったままコクンと頷いた。
また優花の匂いに吸い込まれていく俺は、誘惑されるがまま、優花の耳にキスをする。
「……優花……すっげぇ好き」
「……あたしも……大好き……」
耳に落としたキスを、次は首に落とす。
すると、優花はギュッて俺の肩にしがみつくからもっとしたくなる。
首から肩へ。
肩から顎へ、キスしていくと優花が「…っ…ん…」って声を漏らす。
「……あぁー…やっべ。……俺、壊れそう…。……壊れてもい?」
イジワルに笑ってそう言って優花の顔を覗き込むと、もう顔がピンクどころか真っ赤になってる優花が小さな声で呟く。
「……あたしも……おかしくなっちゃいそう……」って。
頬にもう一度キスをして、
まぶたにもキスを落とす。
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