こどもがお気に入りのおもちゃを捨てられない。 それとかわらぬだけの存在。 「別れよう」 告げた私に彼は怒った。 今までに無い激しさで、綺麗な顔を歪ませて。 その痛みに声をあげることもできず…… ぼろぼろになっていく私。 降りつづける痛みの嵐。 それがやむころ……嗚咽混じりに謝罪の声が聞こえた。 アイシテル アイシテル