その部屋は、薄暗くホコリもいっぱいでとにかく汚かった。

『ココ掃除する…んだよね?』
「……あぁ…」


教室に比べると机の数も少なく掃除はしやすい。

「窓あけようぜ?」

祐介は部屋に入り窓へ近づいた。

ガチャガラガラ

『うわぁースゴい綺麗だねー?』

祐介の手の間から顔をひょっこり出した。

窓から見える景色は、ココが学校というのを忘れさせる程綺麗だった。