どきん…どきん…… 何故か凄く ドキドキしていた。 今きっと顔は 真っ赤だろう。 『どうせみんなに愛してるって言ってるんでしょ。はやく写さないと間に合わないよ??』 真っ赤になったであろう顔を見られたくなくて、窓を見つめた。 青々とした空にふわりと白い雲が浮かぶ。 ――…… やっと胸の鼓動が、ゆっくりに戻った。