「美佳の弁当、可愛いね!!」
「優奈の弁当の方が可愛いって!!」
私達は、また相手を褒めあった。

「優奈~帰ろ~」
美佳が私に抱きついてきた。
「美佳!!うん!いいよ」
私と美佳は一緒に帰った。

私は帰りに美佳の家に寄った。
「お邪魔しま~ス!」
「誰も居ないって!!」
美佳がそう言った時、美佳の後ろに誰かが居た。
「何で誰も居らんって分かんねん」
その人は、関西弁を喋っている人だった。

私は美佳の耳元でこそっと聞いた。
「美佳・・・あれ・・・誰?」
私がそう聞くと、美佳の顔は一瞬にして
真っ赤になった。
「ど~も☆俺美佳の彼氏の伊波大和(いばやまと)
やで。宜しくな!!」
大和さんは美佳みたいで面白くて、優しい人だった。
「美佳~なんで?黙ってたの?」
「優奈~勘弁してよ~!!」
美佳は私に手を合わせてきた。
私はそれが面白くて、ずっと「何で~?」と
聞きまくった。