「ゆみぃ? もう、放課後なんだけど、行くよ」

大地のことを考えてると、時間たちまくりだね。


あたし、こんなに好きなんだ。
どうして、大地なんだろう?



「うん」

あたしは、そんな疑問を残したまま笑顔で言う。


「皆は、外で待ってるって」

里美が早く、と急かしてきた。
里美は、イベント事が大好きだからなぁ。


あたしと、里美は、他愛のない話をして外に向かった。
あたしと、里美は、話しているととまらない。



里美と、話しているときだけは、頭から大地が離れる。