そうー。
あれは蒸し暑い夏の夜。
私はなかの良い友人3人と夏の風物詩である
肝試しをやることになったのだが、
「まぢムリ!! せめて怖い話するだけにしよーよ」
と怖がりの私は友人を説得した。
「もー。未来は本当 怖がりなんだからねー?(笑)」
そう言い他の二人に話をふった美和子。
「うーん。怖くて途中歩けなくなってもこまるしね(笑)」
そう言ってくれた幸の意見に
和美も、美和子も賛成してくれて
肝試しではなく、怪談をすることになったのだが、
これが 私達の高校生活最後の夏。
最悪で、忘れなれない思い出になるなんて思ってなかった。

