「もうすぐお昼休み終わるし、戻ろうかな!」 気まずくなったのか、山科さんは弁当箱を片付けながら言った。 「あのさ…」 「うん?」 「歌…聴かせてくれねぇかな?」 「へ…?」 聴いてみたい、キミの歌声(こえ)を。