なんて、ちょっと考えていると、向こうから走ってくる音がしてきた。



 走ってきた人は──。




「先輩、こんにちは! 私、ちょっと遅かったですか?」



「こんにちは。全然いい時間だよ」



「ほっ。よかったぁ」



 そう、ホッとしたように笑った優奈ちゃん。



 本当、見てて癒されるな…。




「じゃあ、他の2人と待ち合わせてるとこ行こっか。場所、取ってもらってるんだ」